SGHDが通期業績を下方修正、デリバリー低調

財務・人事SGホールディングス（SGHD）は26日、2024年3月期通期連結業績予想を下方修正した。売上高が当初予想の1兆3400億円から400億円減の1兆3000億円、営業利益が915億円から30億円減の885億円、経常利益が925億円から30億円減の895億円、最終利益が615億円から15億円減の600億円にそれぞれ引き下げる。前期実績と比較すると、売上高は9.4％減、営業利益が34.6％減、最終利益が52.6％減。

2024年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比10.8％減の9952億3100万円、営業利益が同32.8％減の716億7400万円、最終利益が55.2％減の483億4800万円と大幅な減収減益を示した。

中核のデリバリー事業では、物価調整後の家系消費支出の弱まりなどで宅配便の取扱個数が減少。上半期（23年4‐12月）の取扱個数は2.6％減の10億4900万個、うち飛脚宅配便は2.4％減の10億1200万個だった。4月からの届け出運賃の改定や、取引ごとの適正運賃収受に取り組むなど平均単価は上昇したものの、セグメントの売上高は2.2％減の7844億3400万円、営業利益は18.1％減の661億1100万円と低調だった。

ロジスティクス事業では米国での消費者マインドに回復の兆しがあったものの。物価上昇による金融引き締めを背景とした景気後退懸念等は継続しており、海上・航空貨物の取扱、運賃が減少。また、海上・航空運賃は一部上昇も見られるものの底這いの状態が継続。セグメントの売上高は39.2％減の1634億円6700万円と減収、営業損益は27億1400万円の赤字（前年同期は179億4800万円の黒字）を計上した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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