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セイノー3Qは増収減益、運賃引き上げへ追加策も

2024年2月9日 (金)

財務・人事セイノーホールディングスが9日発表した2024年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比3%増の4867億6700万円、営業利益が同16.1%減の205億5900万円、最終利益が23%減の131億6100万円と増収大幅減益。

輸送事業全体の売上高は0.8%減の3568億700万円、営業利益は28.4%減の135億3500万円。主要事業の特積み輸送では取扱貨物量に回復の兆しは見られたが、商品の値上げが続いたことによる最終消費者の購買量の減少で取扱貨物量の増加には至らず、さらにロジスティクス事業の拡大による賃借料や新規事業の立ち上げ費用が先行したことで減収減益となった。

そのなかで、コストがかかる長距離帯や採算性の低い高重量帯を中心に適正運賃収受に努めた。4-12月累計での1kg当たりの単価は23年3月比1.9%増で、運賃収受率は同0.8%増となっている。ただし、インフラ維持などの観点から、当初24年3月末時点で1kg当たりの単価を3%増と設定していることから、目標達成に向けさらなる追加策を検討。今後1〜2年で運賃伸長率を23年3月比10%増とすることを目指す。

24年3月期通期業績予想は、売上高が前年比1%増の6381億1000万円、営業利益が同12.6%減の249億1800万円、最終利益が15.3%減の161億円。

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LOGISTICS TODAY編集部
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