サンゲツ、太陽光自己託送システムで創エネ促進

環境・CSRサンゲツは14日、愛知県稲沢市の「中部ロジスティクスセンターII」（中部LCII）の太陽光発電設備で発電された電力の一部を、2月1日から名古屋市の本社・中部支社へ自己託送していることを発表した。

同社は2023年9月より、中部LCIIの屋根に1127キロワット容量の太陽光パネルを設置しており、年間123万キロワット時の発電量を見込み、総発電量の53％を同施設と隣接する中部LCⅠとの系統統合により自家消費している。今回の自己託送の開始によって、総発電量の36％をLCIIと離れた名古屋本社・中部支社で使用し、サンゲツ単体で12％の電力使用削減が可能になる。

▲中部エリアの自己託送（出所：サンゲツ）

同社グループ全体では、温室効果ガス（GHG）排出量を25年度に28％削減、29年度に55％削減（ともに2021年度比）を目標に掲げ、自社物件の空調設備更新や燃料転換、営業車のハイブリッド車・EV（電気自動車）への切り替え、太陽光発電などの再生可能エネルギー発電設備の設置、CO2フリーの電力メニューへの切り替え、電力証書の購入などの施策を実施している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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