能登地震支援で144時間ルール不適用、国交省

行政・団体能登半島地震の被災地支援を巡って、国土交通省は、被災地の復旧、復興のために集まっている全国の貨物自動車運送事業者に対し、運転者を144時間以内に一度、所属営業所に戻す必要があるが、これを当分の間、原則として適用しないと通達した。復旧・復興事業を迅速かつ確実に進めることなどが狙い。

通達は9日付で発出され、これを受けて全日本トラック協会は14日に、各都道府県トラック協会に対して周知する文書を出した。

144時間ルールは、同省告示の「貨物自動車運送事業の事業用自動車の運転者の勤務時間及び乗務時間に係る基準」に基づいた措置。

同省は、ルールを適用しない場合であっても、運転日報や業務記録などや災害対応であったことが確認できる資料を残しておくことや、事故防止・過労防止などの観点から点呼など必要な運行管理や休息の確保を確実に行うことを求めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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