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国交省、船舶からのガスや排水規制の強化について

2024年2月27日 (火)

環境・CSR国土交通省は27日、第11回IMO(国際海事機関)汚染防止・対応小委員会会合の結果を発表した。舶用エンジンのNOx排出量試験方法の見直し、船舶の排ガス洗浄装置からの排水規制統一化、糞尿などの汚水処理装置の規制強化などが議論された。舶用エンジンのNOx排出量確認試験・評価方法の改正案が合意され、27年1月からの発効が最速での予定となる。

排ガス洗浄装置からの排水規制は、欧州諸国の提案に対し、我が国がIMOを通じた関係国との協議を提案し、一定の支持を得た。これにより、欧州提案の合意は見送られ、次回会合での議論が決定された。糞尿などの汚水処理装置の規制に関しては、試験基準の強化や記録簿の義務化などの審議が行われたが、最終化は見送りとなり、28年を目途に条約改正の完了が計画されている。

これらの決定は、船舶からの環境への影響を最小限に抑え、持続可能な海運業界の実現に向けた重要な一歩となる。国土交通省は、今後も国際社会と連携し、船舶による環境汚染防止のための規制強化に積極的に取り組んでいく方針を示している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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