ゼネテック、野村総研の物流DXコンサルを支援

ロジスティクスITシステムによるソリューション事業を展開するゼネテック（東京都新宿区）は28日、野村総合研究所（東京都千代田区、NRI）に、物流倉庫DX（デジタルトランスフォーメーション）コンサルティングを強化するソリューション提供を開始したと発表した。

NRIは、ゼネテックが日本総代理店を務める3Dシミュレーションソフト「FlexSim」（フレックスシム）によって物流拠点をデジタル空間上に再現することで、滞留場所、稼働率が低い工程・機器・作業員の特定などを定量的に把握できるようになり、データに裏付けられた改善策の評価やキャパシティ不足の予測が可能になる。

▲フレックスシムのイメージ図（クリックで拡大、出所：ゼネテック）

具体的には、候補となる建屋で求められる処理能力を満たせるかの検討や、どのレイアウト案が要求能力を満たしながらより少ないリソースで目標を達成できるかの比較、後続工程の能力を最大化するための貨物の仕分けラインへの投入間隔や人員配置箇所、人数、動線の詳細なオペレーション案の評価が可能だ。

繁忙期前にシミュレートすると、リソース不足による遅延や停滞が発生しやすい時期、工程、作業エリアを特定できるため、既存拠点で新規顧客の貨物を受託する際に、追加可否の検討などに有効だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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