商船三井のCTV、ブラジル国営石油会社と用船契約

ロジスティクス商船三井は6日、100％子会社のシーローディング・ホールディング・エーエスが、ブラジル国営石油会社、ペトロブラス社と、生産した原油の輸送船（CTV）「Sealoader2（シーローダー ツー）」の定期用船契約を結んだと発表した。また、今年中にCTVの新たな造船契約の交渉に着手することを決めた。

海底から生産された原油は、原油タンカーで需要地まで輸送するが、通常の原油タンカーは船体が波や風で揺れてしまうため、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備から、直接、原油を受け取ることができない。だが、CTVを原油タンカーの間に接続することで、海洋の設備からタンカーに直接、原油を積み替えることが可能になり、原油物流の効率は格段に高まるという。

▲シャトルタンカーとCTVの原油サプライチェーンの比較（クリックで拡大、出所：商船三井）

CTVは世界に2隻しかなく、いずれもシーローディング社が保有している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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