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フライウィール、データ分析による庫内最適化事例

2024年3月7日 (木)

調査・データデータ活用ソリューションを手がけるフライウィール(東京都千代田区)は7日、KDDI東日本物流センター(神奈川県相模原市)に自社のデータ活用基盤Conata(コナタ)の導入とデータ活用の関連コンサルティングを提供した事例を公開した。この事例では、スマートフォン個人向け出荷の倉庫業務を最適化し、業務効率が従来比1.4倍に改善した事例を公開した。

(出所:フライウィール、クリックで拡大)

この取り組みでは、庫内作業の最適化のための人員とリソースの過不足を分析し、シミュレーションに基づいて最適なシフトを作成。さらに、設備の使用計画においても、稼働率を最大にするための最適化を実施し、設備の性能を高めることで倉庫の業務運営を改善した。

また、出荷量最大化の実現だけではなく現状の設備が持つパフォーマンスを定量的に把握することも可能になり、当初の設備設計時に想定されていた一日あたりの処理数に対して、阻害要因を解消し改善することで、2倍程度の処理数が消化可能であることも判明したという。

これにより、出荷量拡大のための設備改善における追加投資計画において、設備設計時の仕様ではなく実績データを参照することで、最適な投資計画を策定することが可能になる。また、シミュレーションによって、業務上、何が、どの程度必要で、どのように業務をすべきかが可視化されることで、最小構成の人員シフトで対応できる体制作りにも貢献。波動への対応や、人員や設備の余分を減らすことでコストを削減しつつ生産性を高めるとともに、物流倉庫の運営全体をデータ活用によって改善することが可能となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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