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鴻池運輸、空調機改装事業の物流加工拠点完成

2024年3月7日 (木)

拠点・施設鴻池運輸は7日、テクニカルセンター「テクノロジス幕張」が千葉県習志野市に完成し、4月1日から本格稼働させる、と発表した。空調機改装の技術とロジスティクスを掛け合わせた同社独自のサービス「K-MVS(Konoike-Multi Vendor System)」の主要拠点となる。テクノロジス幕張は、首都圏の堅調な再開発を背景として、業務用空調機の改装業務の需要増加を見込んでおり、サービスの提供体制を増強するために、約64億円を投資し、開設準備を進めてきたという。

▲ テクノロジス幕張、外観(出所:鴻池運輸)

同サービスは、空調機メーカーや下請け事業者が業務用空調機を据え付ける際の工事現場での人材不足、納入車両待機時間、余剰在庫など様々な課題解決に対応するもので、従来は、同社の既存拠点で提供してきた。K-MVSは天井クレーンなど空調機を扱うための設備を拡充した施設となる。

空調機メーカーが、業務⽤空調機をオフィスビルや商業施設等に施工する場合は、サブコンが各ベンダーと連絡を取りながら、空調機本体、配管、配線等の部材を調達、工事現場で組み立てながら据え付けるのが一般的。しかし、従来⽅法では、現場で空調機の配管や配線工事が必要なことに加え、部材の余剰在庫や保管場所確保も個別に必要となる。当然それぞれの業者が車両を出して作業を行うため、CO2排出量も増えてしまう。合わせて物流面では納品車両待機時間によるドライバーの負担が大きいことや、各種煩雑な手配業務の発生等さまざまな課題がある。K-MVSはこれらの課題を一挙に解決するサービスとなる。

K-MVSは、空調機据付に必要な配管・配線工事等すべてを鴻池運輸の拠点で一括して行い、工事現場に納品するサービスする。それによりCO2排出量の削減、現場作業員の負担軽減、荷待ち時間の短縮など、多岐に渡る課題の解決を担う。

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LOGISTICS TODAY編集部
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