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ECイーベイ・ジャパン（東京都港区）は7日、2023年の年間越境EC（海外電子商取引）の販売動向を公表した。この報告によると、ポストコロナの影響を受けながらも、日本からのeBayを利用した販売は二桁成長を記録している。特に「自動車パーツ」の成長率が最も高く、他に「デジタルカメラ」や「トレーディングカード」などが成長を示した。また、ラグジュアリー商材、特に「レディース アパレル＆バッグ ブランド小物」や「時計・パーツ＆アクセサリー」が引き続き取引額で上位にランクインしている。
イーベイ・ジャパンは、多国展開や真贋鑑定配送サービスの導入などを通じ、日本の成長に向けた投資を加速させている。真贋鑑定配送サービス「eBay真贋鑑定・配送サービス 日本センター」の設立は、特にブランドバッグの売り上げに貢献しており、24年内には全セラーへの対象拡大が予定されている。
成長率においては自動車パーツが50.3％増となりトップに躍り出ており、デジタルカメラも42.6％増でトップ10入りを果たした。トレーディングカードの成長も25.8%増と安定しており、さまざまなカテゴリーで日本からの商品が好調な売り上げを見せている。
▲越境EC」取引に関するデータ（出所：イーベイジャパン）
イーベイ・ジャパンによると、23年の取引額トップ10では、ラグジュアリー商材が上位に位置している。この中で「レディース アパレル＆バッグ ブランド小物」が1位、次いで「時計・パーツ＆アクセサリー」が2位にランクインしている。また、デジタルカメラが10位に新たにランクインしており、これらの成果は多国展開や真贋鑑定サービス導入の効果が現れていると言える。
ファッションカテゴリーでは、エルメスやルイヴィトン、シャネル、ロレックス、オメガが売り上げを牽引している。また、ハンドバッグやスニーカー、自動車パーツなどが注目のカテゴリーとなっている。
24年には、真贋保証サービスのカテゴリー拡大やeBay公式物流サービスSpeedPAKのサービス拡充などが計画されており、更なる市場拡大を目指している。
