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カネカ、自動車内装用塩ビPSC市場に参入へ

2013年1月16日 (水)

アパレルカネカは16日、子会社の龍田化学(東京都中央区)が自動車内装用塩化ビニル(塩ビ)パウダースラッシュコンパウンド(PSC)市場に参入するため、自動車メーカー、成形メーカーへの供試を開始したと発表した。

カネカが保有する塩ビ樹脂技術とPSCに関するノウハウ、龍田化学が保有するインパネ用表皮材で培った配合技術を中心とした高機能化技術を融合させることで、耐熱特性と耐寒特性の両方が要求されるインパネ用表皮材向けに改善した性能を持ったシームレスエアーバック対応のPSCの開発に成功。

自動車メーカーでも、一時遠ざかっていた塩ビを再び採用する車種が増えてきていることから、参入を目指すことにしたもの。

10月から本格生産を開始し、2年後7億円、5年後30億円の売り上げを目指す。