ナビタイム、ドラレコアプリにAI危険運転検知機能

ECナビタイムジャパン（東京都港区）は12日、スマートフォン向けドライブレコーダーアプリ「AiRCAM」（エアカム）に新機能を搭載すると発表した。Android OS対応のエアカムで運転者の顔をインカメラで撮影すると、AI（人工知能）による顔認識技術でリアルタイムにわき見運転や居眠り運転を検知し、音声で注意を喚起する機能で、iOS版にも近日対応予定。

▲AiRCAMで、運転者の顔をインカメラで撮影（出所：ナビタイムジャパン）

同機能は、運転者のまぶたの開閉時間や顔の傾き、角度、保持時間を解析し、わき見や居眠り運転をしているかどうかを判断。事前に運転者の顔を認識・登録することで、マスク着用時や運転者の外見が変わった場合でも識別が可能となる。制動距離を考慮し、時速が速い場合は早めに注意を喚起する。

警察庁の「原付以上運転者の法令違反別交通事故件数（2022年）」によれば、安全運転義務違反が71％と最も多く、その中でもわき見運転が18％と、事故原因の上位に位置している。エアカムの新機能は、これらの運転中の危険行為を検知し注意喚起することで、交通事故の防止に寄与することが期待されている。

エアカムは、AIによるリアルタイム画像解析やAR（拡張現実）を活用した直感的な情報表示で、危険運転や交通違反につながる行為への注意喚起を行うアプリ。ドライブレコーダー機能に加え、「ARルート」による最適な走行車線の案内や、「HAPPY DRIVEポイント」の付与など、安全運転を促進するさまざまな機能を備える。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com