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鴻池運輸が通期上方修正、空港関連など増収で

2024年3月14日 (木)

財務・人事鴻池運輸は14日、2024年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高を前回予想から25億円増の3135億円に、営業利益を21億円増の164億円に、経常利益を18億円増の166億円に、最終利益を18億円増の108億円にそれぞれ引き上げた。

空港関連で国際旅客便復便率が想定を上回り、鉄鋼・エンジニアリング関連でスポット作業を獲得するなど、予想を上回る増収が見込まれるため。

同日発表した24年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比0.5%減の2358億7500万円、営業利益が同22.9%増の132億5300万円、最終利益が23.6%増の85億5900万円となった。

セグメント別では、複合ソリューション事業の売上高が6.6%増の1519億9900万円、営業利益が29.1%増の132億6400万円と増収増益。空港関連での国際旅客便の復便や鉄鋼関連での大口スポット作業の継続獲得や単価上昇、食品プロダクツ関連の取扱量増加や新拠点の稼働などが収益を押し上げ、適正単価の収受や業務効率化も推進して利益向上を図った。

国内物流事業では、定温新倉庫の稼働などによる取扱量の増加、生活関連におけるガス機器や土産物などの取扱量の増加により、売上高は2.7%増の408億6300万円と伸長。利益面では、燃料価格の高騰や電気代の高止まりがあったが、適正単価の収受や業務効率化などを進めた結果、営業利益は2.9%増の25億8600万円となった。

国際貨物事業はアメリカ、インド、タイなどでの倉庫・輸送取扱量の増加があったものの、海上・航空貨物の需要減退や運賃の相場下落が大きく影響し、売上高が21.5%減の429億9200万円、営業利益が11.9%減の23億3400万円と落ち込んだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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