ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

中部-東北間100往復が10往復に

中継輸送「バケツリレー物流プロジェクト」を紹介

2024年3月18日 (月)

調査・データCUUSOO SYSTEM(クウソウシステム、東京都品川区)が運営する参加型エリアサイト「みんなの場」で推進する、中継輸送のマッチングによる「バケツリレー物流プロジェクト」の運用事例を紹介し、CO2の削減と、ドライバーの労働時間削減で成果を上げたことを報告した。

▲中継輸送のスペース(クリックで拡大、出所:CUUSOO SYSTEM)

運用事例は、石渡運輸(茨城県稲敷郡)が保有する資材置き場や駐車場の空きスペースを物流の中継地点として貸し出し、この貸し出しに関する情報を「バケツリレー物流プロジェクト」の一環として「みんなの場」上で提供したもの。今回は、物流会社の中部地方から東北への輸送において、茨城県取手エリアにある石渡運輸スペースを貸し出す形で中継輸送を実現した。

今回の取り組みでは、最終目的地には4トン車程度の大きさの車しか入ることができなかったため、中継輸送を採用して中部地方から石渡運輸のスペースまでは10トン車でまとめて荷物を運び込み、4トン車に詰め替えて最終地へ輸送した。これにより、本来であれば中部地方から東北地方まで4トン車で100往復程度が必要であったところ、中部地方から石渡運輸スペースまでのおよそ半分程度の行程を10トン車で10往復に削減することができたとしており、ドライバーの労働時間を2500時間から1100時間に、CO2削減量も42.5トンから28.0トンに削減できたと試算している。

同社では24年問題における中継輸送の実現へ向けて「みんなの場」を用いて運送事業者同士がマッチングする「バケツリレー物流プロジェクト」の普及を目指す。

▲バケツリレー物流プロジェクト概要(クリックして拡大)

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com