環境・CSR温室効果ガス(GHG)排出量算定・可視化ソリューションを提供するゼロボード(東京都港区)は21日、同社が受託した三重県の「自動車部品サプライチェーンにおける製品単位CO2排出量算定・削減支援実証事業」における成果をまとめ、公表した。
13日に三重県庁で行われた「自動車関連産業におけるカーボンニュートラル実現セミナー」にゼロボードが出席し、成果報告を行った。
事業は、自動車メーカーのサプライヤーである企業と連携し、自動車部品の製品単位ごとに排出しているCO2量(CFP)の算定や、その削減に向けた課題や対応策を整理する内容。
完成車メーカーに部品を直接納めるメーカー(Tier1)に対して納品する事業者(Tier2)などを調査したところ、Tier2事業者の製造時のエネルギー消費による排出量が、全体のCFPに対し、相当のボリュームを占めることなどが確認できたという。そのため、製品の脱炭素化にはTier2サプライヤーの協力が不可欠だとしている。
また、Tier2事業者には、CFP算定の前提知識が十分でないことやアナログでのデータ管理が多いことなどが課題として見えてきたという。
ゼロボードは、「CFP算定に関連する課題への対応には、地方自治体、業界団体、Tier1企業、専門事業者などの総合的な支援が必要不可欠だ」としている。
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