国際海運大手APモラー・マースク(デンマーク)は21日、メキシコ・ティファナ地域の顧客向けに3万平方メートルの新施設を開設し、アメリカ向け越境取引を活性化する新たな拠点とすることを発表した。
新施設は、カリフォルニア州ロサンゼルス・ロングビーチ、メキシコのエンセナダなどの主要な商業港へのアクセスがよいほか、アメリカ・オタイメサ(サンディエゴ)とメキシコ・オタイセンテナリオ(ティファナ)の間にあるオタイ国境検問所からわずか15キロの場所に位置しており、アメリカへの越境拠点として優れている。
この取り組みは、メキシコの輸出を強化し、国への投資と誘致を促進する「IMMEX」プログラムの一環。仕分け、保管、クロスドッキング、在庫管理、ラベリング、梱包、再梱包、注文処理などの付加価値サービスを提供し、電子商取引の出荷に関しては、アメリカ国内へのフルフィルメント業務などにも対応する。
ティファナの戦略的新施設を活用することで、越境取引の複雑さに対応したロジスティクスソリューションを提供する体制を整え、メキシコ産業の活性化にも貢献する。
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