ナビタイム到着予想、高速最高速度引き上げに対応

サービス・商品ナビタイムジャパン（東京都港区）は3日、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ」において、1日から施行された大型自動車と中型自動車の高速道路の最高速度引き上げに関する道路交通法施行令改定に対応した機能の提供を発表した。

これまで車両総重量8トン以上のトラックの高速道路上での最高速度は時速80キロが上限だったが、施行令改定によって最高速度が90キロに引き上げられたため、より正確な到着予想時刻を算出するための対応を行ったもの。車両総重量8トン未満のトラックは100キロまで、8トン以上は以前は80キロまでの最高速度でルートや到着予想時刻を算出していたが、今回の対応で、8トン以上の車両選択時に高速道路の最高速度を90キロで算出できるようになった。また、ビジネスナビタイム動態管理ソリューションやNAVITIME APIなどもこの改定に対応している。

トラックカーナビは、最高速度の上限をアプリ内の設定で90キロ以下に調整できる機能も提供しており、ナビタイムジャパンでは正確な到着予想時刻の算出を通じて、適正な労働時間の確保や安全運転に貢献することを目指している。

▲所要時間の減少幅の割合（クリックで拡大、出所：ナビタイムジャパン）

同社では、ユーザーアンケートを実施した結果、トラックカーナビの到着予想時刻が正確との回答は64.9％で、到着予想時刻が正確で待機時間も減少したとの回答も28.6％となった。また、トラックカーナビの走行ログに基づくシミュレーションでは、最高速度を90キロで算出した場合、目的地までの所要時間が、総距離250キロ以上のルートで平日3％程度短縮される結果が得られたことも、合わせて報告している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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