ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

木材チップ船船倉内に掻き出しロボ、日本郵船

2024年4月12日 (金)

ロジスティクス日本郵船は12日、日本製紙、知能技術、岩国産業運輸の4社で5日に、日本製紙岩国工場で木材チップ専用船の船倉内で、ロボットによる荷役作業の遠隔操作トライアルを実施したと発表した。この試みは、荷役作業の安全性と効率向上、労働環境改善を目的としている。

▲ロボットによる荷役作業の実施の様子(出所:日本郵船)

掻き出しロボットは、作業環境の厳しい船倉内で、人の代わりに木材チップを掻き出す作業を行う。このロボットの開発と運用により、高齢者や障がい者も含めた多様な労働者が作業に参加できるようになることが期待されている。トライアルでは、日本郵船が管理する船上で、2時間にわたりロボットの操作テストが行われた。

各社の役割分担は明確で、日本郵船が運航とロボット開発の統括を、日本製紙が荷主として作業の機械化推進を、知能技術がロボットの設計と開発を、岩国産業運輸が実際の作業実施と評価を担当した。この協働は、荷役作業の未来を変える重要なステップとなる。

将来的には、荷役作業の完全自動化を目指し、日本国内だけでなく、国際的な荷役業務にもこの技術を応用することが期待されている。このトライアルが成功すれば、業界全体の作業効率と安全性が大きく向上することになるとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com