ロジスティクス日本郵船は1日、三菱製紙と木材チップの長期輸送契約を結んだと発表した。この契約を受け、日本郵船は大島造船所で建造される430万立方フィート型木材チップ専用船1隻を投入する。
投入する新造船は、低抵抗・高効率でありながら、荒天時でも航行性能を維持しやすい最新の船型で、省エネルギー機器を搭載して大幅な低燃費化を図る。また、SOx(硫黄酸化物)排出規制に対応可能な装置も搭載する。
日本郵船は、三菱製紙の木材チップ輸送で4隻の長期輸送契約によるトップシェアを確保しており、「今後も長期契約を主体とする運賃安定型事業を着実に積み上げる」としている。
■木材チップ専用船の概要
全長:210メートル
全幅:37メートル
載貨重量屯数:5万9900トン
積載容量:430万立方フィート
建造造船所:大島造船所
竣工時期:2021年