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川崎重工、水素混焼ガスエンジン実証設備を建設開始

2024年4月15日 (月)

▲水素混焼に対応したガスエンジン外観イメージ(出所:川崎重工)

環境・CSR川崎重工は15日、国内初となる大規模な水素混焼フルスケール実証設備の建設に着手したと発表した。この設備は神戸工場に設置され、都市ガスと30%の水素を混合した燃料を使用するガスエンジン発電設備を2024年5月に完成させ、10月から運用開始予定。

同社はこれまで「カワサキグリーンガスエンジン」として知られる高効率・低排出ガスエンジンを開発。この新たなプロジェクトでは、水素を含む燃料であっても最大出力を保ちながら、安定した運用が可能なエンジン制御システムを導入する。

水素は燃焼速度が速く、高温での運用が可能な特性を持つため、通常のガスよりも高い効率でエネルギー変換を実現。本設備では、水素30%混焼により、CO2排出量を大幅に削減し、年間1150トンの削減が見込まれる。

川崎重工は2025年の市場投入を目指し、既存のガスエンジン改造を含む広範な水素エネルギー利用を展開する計画。これにより、発電分野の脱炭素化に大きく貢献し、カーボンニュートラル社会の実現を推進するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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