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常石造船、国内初の水素燃料タグボート引き渡し

2025年10月17日 (金)

荷主常石造船(広島県福山市)は16日、15日に国内初となる水素燃料タグボート「天歐」(てんおう)を常石工場で引き渡したと発表した。

▲水素燃料タグボート「天歐」(出所:常石造船)

本船は、同社とCMBテック(ベルギー)グループの合弁会社であるジャパンハイドロ(福山市)が供給する高出力水素混焼エンジンと高圧水素ガス貯蔵・供給システムを搭載している。

タグボートは、大型船舶が港で離着岸する際に補助として使用される小型船で、高出力エンジンと操作性が求められる。天歐には12気筒の水素混焼エンジンを2基(4400馬力級)搭載。水素とA重油を混焼することで推進機関におけるCO2排出量を60%削減する。

250キロの高圧水素ガスを貯蔵でき、従来燃料のみを使用した場合と同等の運航性能を維持する。水素システムに不具合が発生した場合でも、A重油のみで航行可能な設計とした。

同社はこれまでにもメタノール燃料船やLNG燃料船の開発を手がけており、今回の水素燃料技術の実装により、次世代燃料船の開発を加速させる。

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