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年収上昇幅ランキング、運輸・物流は12万円増で3位

2024年4月25日 (木)

調査・データパーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」(デューダ)は24日、「2023年度 業種版 決定年収レポート」を発表した。

業種別に見た決定年収上昇幅ランキングでは、「運輸・物流」が3位になり、2022年度の443万円から23年度は455万円(12万円増)となった。1位の「外食」は22年度395万円から23年度424万円(29万円増)、2位の「エネルギー(電力・ガス・石油・新エネルギー)」は22年度497万円から23年度514万円(17万円増)だった。

▲決定年収上昇幅(クリックで拡大、出所:doda)

「運輸・物流」業界では、2024年問題への対応として、残業代の大幅減少を懸念するドライバーの離職防止が急務であるため、ドライバーの待遇改善のため配送料の値上げに踏み切っている。また業務効率化のため、マテリアルハンドリングの設計や、配達向けドローン開発を担う技術系人材の獲得にも注力しており、ドライバーのベースアップや、専門性の高い技術系人材の採用ニーズの高まりが、決定年収にもプラスに作用したと推測している。

「エネルギー」においては、再生可能エネルギー、太陽光発電、LED照明の普及により、電力消費量は減少傾向に。電力販売量が減少する市場での顧客争奪戦は激化しており、エネルギー系企業は社員のモチベーション向上や、営業力強化に向けた新たな人材の獲得などを目的に積極的な賃上げを実施。また、年収帯の高い通信系の異業種が新電力として業界に参入していることも決定年収を押し上げた要因だという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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