丸紅・三井物産など、北海道でアンモニアSCを検討

環境・CSR北海道電力、北海道三井化学、IHI、丸紅、三井物産、苫小牧埠頭の6社は25日、北海道の苫小牧地域を拠点としたアンモニアサプライチェーン（SC）構築に向けた共同検討を開始したと発表した。

6社は、海外で製造したアンモニアの苫小牧地域での受け入れ・貯蔵・供給拠点の整備に関する検討や、同地域を起点とした北日本広域圏でのアンモニア利活用先の拡大に向けた調査などに取り組む。

▲アンモニアSC構築に向けた検討（クリックで拡大、出所：北海道電力）

苫小牧地域は、アンモニア燃料利活用の拠点形成に必要な設備設置が可能な広大な用地を有し、将来的な需要増加に対応する貯蔵タンクの増設などが可能。加えて、北日本最大の海上輸送拠点として、日本海側と太平洋側の両方にアクセス可能な航路が存在するため、拠点周辺の需要家だけではなく、内航船の活用により需要家にもアンモニアの供給が可能だ。

さらに同地域では、CO2の回収や貯留を行うCCS事業や、水素サプライチェーン構築に関する検討が進められており、ゼロカーボンシティ実現に向けた取り組みの推進を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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