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4月は運送業30社が倒産、後継者問題が深刻化

2024年5月14日 (火)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は14日、ことし4月の運送業の倒産件数を発表した。4月の道路貨物運送業倒産件数は、前年同月の14件から倍以上の30件と、2か月連続で前年同月を上回った。

▲道路貨物運送業の倒産件数の推移(出所:東京商工リサーチ、クリックで拡大))

ことし1‐4月の累計倒産件数は116件で、前年同期の83件から33件多く、同期間では14年の108件以来の100件台と、これまでの最多を更新した。このうち、「後継者難」倒産が10件(前年同期比3件)と3倍以上に増え、「人件費高騰」による倒産も5件(同3件)に増加した。燃料費の高騰による「物価高」関連倒産は1-4月累計で52件(同25件)と前年の2倍のペースで増加している。

人件費や燃料費などのコスト上昇が運送業者の収益を圧迫しており、下請け企業が多いため価格転嫁が難しいことなどを理由に、採算が悪化した企業の倒産が続く懸念が高いと予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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