調査・データ福山通運が15日に発表した、2024年3月期決算は、売上高が前年比2%減の2875億6300万円、営業利益が同51.1%減の104億4800万円、最終利益が62.3%減の78億3400万円と減収減益となった。
主力の運送事業は、売上高が1.6%減の2488億4100万円、営業利益が49.2%減の102億900万円と減収減益。物価上昇により消費活動が下押しされたことで、貨物輸送量が低調に推移した。そのほか、流通加工事業、国際事業はいずれも減収減益だった。
単価は、第3四半期と比べて小口貨物がやや低下し、重厚長大貨物ではやや上昇した。全体では、同期比で平均のトンキロ単価は横ばい、1個当たり、1キロ当たり単価はそれぞれ0.1%増となった。運行便の積載能力は、前期から50トンキロ上昇した一方、積載率は前期から3%下がり74.3%となった。
ダブル連結トラックについては、25年3月期中に150台以上の体制を目指し、ドライバーの削減率を6%近くまで引き上げる方針を示している。
25年3月期の通期業績は、売上高が4.8%増の3013億円、営業利益が14.9%増の120億円、最終利益が44.2%増の113億円を見込む。
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