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空港内作業車両バイオディーゼル燃料使用開始

2024年5月22日 (水)

環境・CSR鴻池運輸は21日、CO2排出量削減への取り組みの一環として、関西国際空港内の作業車両トーイングトラクター1台にバイオディーゼル燃料を使用し、運用を開始していると発表した。同社グループ会社で関西国際空港と羽田空港のグランドハンドリング業務を行うKグランドサービス (大阪府泉佐野市、KGS)が、ことし2月より使用している。関西国際空港の車両におけるバイオディーゼル燃料の使用は、今回が初となる。

▲KGSのトーイングトラクター(出所:鴻池運輸)

同空港で給油するバイオディーゼル「B30燃料」は、廃食油を基原料に製造した脂肪酸メチルエステル (FAME) を軽油に30%混和したもので、主に空港、港湾、工場などの私有地内で稼働するナンバープレートの付いていない車両燃料として使用でき、トーイングトラクター1台あたり年間約2808キロのCO2排出量削減効果があると試算されている。

今回の実施にあたっては、植田油脂(大阪府大東市)が関西近郊より回収した廃食油より精製したFAMEに、富士興産(東京都千代田区)が軽油を混和して製造・供給するB30燃料を使用する。KGSは2024年度内に同燃料を使用するトーイングトラクターを段階的に5台まで増やす予定だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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