イベント国土交通大臣指定試験機関の公益財団法人運行管理者試験センター(東京都新宿区)は7日、2025年度第1回運行管理者試験を8月2日から31日にかけて実施すると発表した。

▲試験会場(出所:運行管理者試験センター)
同試験は貨物自動車運送事業と旅客自動車運送事業の2種類を設定し、CBT(Computer Based Testing)方式で全国47都道府県の試験会場で実施する。従来の紙による筆記試験から完全に移行し、受験者はパソコンの画面に表示される問題にマウスを使って解答する。受験時間は90分間で、試験会場と日時は提出書類の審査完了後に受験者が選択できる。
受験資格は貨物試験と旅客試験でそれぞれ異なる要件を設定する。貨物試験は自動車運送事業の事業用自動車または特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車の運行管理に関して1年以上の実務経験を有する者か、国土交通大臣認定の講習実施機関で貨物基礎講習を修了した者が対象となる。旅客試験も同様の実務経験者か旅客基礎講習修了者に限定する。事業用自動車の運転業務や営業、総務、経理などの管理業務は実務経験として認められない。
受験申請は6月9日から7月9日まで受け付け、インターネット申請に限定する。受験者は試験センターのホームページから申請し、コンビニ決済、クレジットカード決済、ペイジー決済で受験手数料6000円を支払う。基礎講習修了予定者は7月23日までに講習を修了し、修了証書か講習手帳の写しを提出する必要がある。
受験者の本人確認には、自動車運転免許証、マイナンバーカード(表面のみ)、住民票の写しのいずれか一つと、6か月以内に撮影した正面・無帽の顔写真が必要となる。試験会場の予約完了後、試験センターから受験確認書メールが送信される。
試験問題は道路運送法関係、道路運送車両法関係、道路交通法関係、労働基準法関係、実務上の知識など5分野から合計30問を出題する。合格基準は総得点が60パーセント以上で、各分野の最低正解数を満たすことが求められる。試験結果は9月17日に発表し、希望者には140円で試験結果レポートを提供する。
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