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▲トーイングトラクター（出所：ソリトンシステムズ）
ロジスティクスシステム開発などを手がけるソリトンシステムズは19日、中部国際空港で使われる貨物けん引車「トーイングトラクター」の遠隔運転を5月23日から実証実験すると発表した。日本航空と、ハンドリング会社の中部スカイサポート（CSS、愛知県常滑市）が協力する。
日航のトーイングトラクターにソリトンが開発した遠隔運転操縦システムを搭載し、名古屋市内に設置したソリトンの遠隔センターからCSS社員が操作する。障害物を検知し警告する機能を備えており、空港外の運転者が空港内の車両の走行状態や周辺状況を認知し、判断して運転操作を行う。
今回のシステムは、ソリトンがこれまで公道実験などで培ってきた遠隔運転や遠隔型自動運転の技術を応用し、空港内制限区域のような特殊な環境で使えるよう、トーイングトラクター向けに開発したものだという。
ソリトンは協力会社とともに、実験を通して遠隔運転の実効性と走行安全性を高めることで、トーイングトラクターの生産性向上を目指す。自動運転機能も交えた遠隔システムの開発と実運用に向けても取り組む方針という。
▲遠隔センター（遠隔運転操縦装置）にてトラクターを操作する様子
