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NECトーキン、フィリピンで新工場を取得

2013年2月19日 (火)

拠点・施設NECトーキンは19日、好調な車載用リレー(自動車用パワーリレー)の需要に対応するため、フィリピンに新工場を取得したと発表した。

また、新たな製造ラインを増設し、最新型車載用リレーの生産能力を昨年の月産1000万個から、月産1440万個体制に増強した。今後の需要を見ながら、さらなる増産も視野に入れる。

同社は車載用リレーをNECトーキンエレクトロニクスフィリピン(ルソン島ラグナ州カランバ市)で生産。車載用リレーは、自動車の電子化率が高まり、台数の伸び以上に所要が増えており、伸びが予想されている。

こうした需要の伸びや顧客の要望に対応するため、同社は現在の工場に近い工業団地(バタンガス州タナウアン市)に新たに工場を借り受け、2月から稼働を開始した。

新工場は主にリレー製造の前工程である部品ラインを担っている。工場の設立に当たっては現工場との距離や投資対費用効果、受電設備などの用力を検討し、選定した。

カランバ市の工場にはEXシリーズの新しい製造ラインを増設、これまでの設備に改善点を盛り込み、品質を高めるとともに、生産性、設備稼働率を向上させた。