環境・CSR物流企業のCEVA(フランス)は5月31日、パリ24年オリンピック・パラリンピック大会で使用されるイル・ド・フランス地域の倉庫で脱炭素の取り組みを行っていることを公表した。海運大手のCMA CGM(フランス)グループの持続可能性への取り組みに沿って、今後数年間で排出量を削減し、2050年までに実質ゼロの達成を目指している取り組みの一環。

(出所:CEVA)
同社の持続可能な最新物流倉庫システムは、同倉庫では、約150人のCEVA従業員が、家具や寝具など多くの物流活動に従事しており、エネルギー使用、廃棄物、土地利用と生態系、健康と福祉、建物管理などの対策を評価された結果「Very good」のBREEAM評価を受けた。
この倉庫の屋根には太陽光パネルが設置されており、敷地面積3万2000平方メートルに6000キロワットの発電能力を有し、倉庫の照明は全てLEDで、動作センサー付きのため、不要な時は自動で消灯するためエネルギー消費を抑えることが可能。駐車場には、最大20基のEV(電気自動車)用充電ソケットを備えた8つの駐車スペースがあり、車両と輸送の脱炭素化をサポートする。
加えて、倉庫内では作業チームが廃棄物を紙、段ボール、プラスチック、金属くず、電線、金属線、一般ごみの7つのカテゴリーに分別しリサイクル率を80%以上に維持することを目標とした専用のデジタルプラットフォームによりリサイクル率を監視している。
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