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日本GLP、川崎に35社入居可能なマルチ型冷蔵倉庫

2024年6月7日 (金)

▲GLP 川崎Ⅱ、施設外観イメージ(出所:日本GLP)

拠点・施設日本GLP(東京都中央区)は7日、川崎市川崎区で延床面積20万5000平方メートル、収容能力17万6000トンにも及ぶ冷凍冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP川崎II」を開発すると発表した。2025年3月に着工し、27年8月末に完成予定。

施設は地上5階建てで、冷凍・冷蔵区画に加えて常温区画も備える。最小2600平方メートルから、最大35社の入居が可能だ。同社の旗艦となる物流施設ブランド「ALFALINK」(アルファリンク)で実現した次世代物流施設のエッセンスを取り込み、入居企業同士の共創による新たなコールドチェーンを生み出すプラットフォームとして機能させる。

建設予定地は冷凍冷蔵物流施設が集積する川崎エリアに位置。首都高速神奈川1号横羽線・浜川崎インターチェンジ(IC)から1.5キロ、大師ICから4.6キロの距離に位置し、関東全域をカバーするだけでなく、羽田空港から6.9キロ、川崎コンテナターミナルから4キロと、海・空を利用した輸配送拠点としても活用できる。加えて、JR鶴見線・昭和駅から徒歩1分の距離にあるため、通勤の利便性も高く、雇用確保にも有利な条件を備えている。

▲GLP 川崎Ⅱ広域図(クリックで拡大、出所:日本GLP)

同社は、賃貸型冷凍冷蔵倉庫需要が増加している一方で、機器や原状回復などの設備投資負担、スペックや区画ニーズにおける柔軟性の欠如、環境対策など、借り手側の懸念に配慮。契約期間を常温と同等に設定するほか、一部施設では温度帯も可変とし、小規模区画も用意する。設備については、初期投資や設備管理費のほか、冷凍冷蔵設備の原状回復工事費を負担する。環境面では、自然冷媒やLEDを使用するほか、電気は太陽光発電分を館内に還元するなど、省エネを推進する。

施設概要
施設名:GLP 川崎Ⅱ
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇町
敷地面積:8万2000平方メートル
延床面積:20万5000平方メートル
収容能力:17万6255トン
構造:地上5階建て、免震・PC造
着工:2025年3月(予定)
完成:2027年8月末(予定)
認証取得:CASBEE認証、ZEB認証(予定)

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LOGISTICS TODAY編集部
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