調査・データCRE(東京都港区)は26日、商業用不動産データ分析のestieと物流不動産マーケットレポート分野での業務提携を発表した。estieの物流不動産分析基盤とCREのマーケットレポートの知見を組み合わせ、新たなマーケットレポート「estieマーケットレポートsupported by CRE」を発行する。このレポートは、日本全国の物流不動産を対象とし、首都圏の細かいサブマーケット情報、物流施設の形状別空室率、募集賃料などを詳細に分析する。この取り組みにより、物流不動産市場の透明性向上と情報発信の強化を目指している。
今回の提携により、CREの持つ豊富なマーケットデータと、estieの先進的なデータ分析技術を融合させ、より詳細で信頼性の高いマーケットレポートの提供が可能となる。具体的には、従来のマーケットレポートには含まれない細かなエリアごとの分析や、物流施設のタイプ別の動向など、投資家や企業にとって非常に有益な情報が提供される予定である。
この新しいレポートは、四半期ごとに発行される予定で、物流不動産市場の最新動向をリアルタイムで把握することができる。また、今後はオンラインプラットフォームを通じて、レポートのデジタル版も提供される予定であり、ユーザーはいつでもどこでも最新の情報にアクセスできるようになる。