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住友電工、中国の電子製品共通事業拠点が稼働

2010年11月5日 (金)

拠点・施設住友電気工業は5日、住友電工電子線製品香港有限公司(SEPH社)を通じて中国・深セン市に設立した「住友電工電子製品(深セン)有限公司」(SEPG社)が稼働を開始したと発表した。

 

SEPG社は、電子・電気機器に用いられるフレキシブルプリント回路(FPC)、フレキシブルフラットケーブル(FFC)、電子機器用ハーネスの3事業の共通拠点として4月に設立、これまで工場稼働に向けた準備を進めてきた。

 

SEPH社では1994年から深セン市の松崗電子線製造廠にFPC・FFC・電子機器用ハーネスの製造委託を行ってきたが、SEPG社がこれらの製品の加工・製造事業を継承するもの。これにより、SEPG社はこれまでのSEPH社への販売に加え、中国現地企業への直接販売、調達を行うことが可能になる。

 

今後、松崗電子線製造廠で培った製造・品質に加え営業・事業管理の面でも経営体質を強化し、中国国内、東南アジア圏を中心に拡大するグローバル需要を積極的に捕捉していく、としている。

 

また、国内外グループ関連会社との連携による生産最適化と3事業の一体運営によるシナジー効果を追求し、競争力強化を図る。

 

現在、住友電工グループは、FPCは日本・中国・フィリピン・ベトナムで、FFCは日本・中国・マレーシア・ベトナム・ハンガリーで、電子機器用ハーネスは日本・中国・ハンガリーで生産している。