住友電工、中国の営業機能を販売統括会社に集約

荷主住友電気工業は26日、中国・上海市の自由貿易試験区に、電子ワイヤー、フレキシブルプリント回路、熱収縮チューブなど同社製エレクトロニクス製品の販売統括会社「住友電工電子製品貿易（上海）」を設立し、営業を開始したと発表した。

販売統括会社は10月に設立し、中国内の既存製造販売会社4社から営業人員、顧客窓口などの営業機能を移管・集約した上で、12月から営業を開始したもの。

これまでは、既存会社・製品ごとに営業活動を行っていたが、営業機能の集約により、活動の効率化を図るとともに、中国市場全体を俯瞰するマーケティング活動を強化する。既存会社4社は今後、製造会社として事業を継続する。

販売統括会社は、中国内の既存会社4社の生産品目に加え、中国以外の同社グループ会社の生産品目も取り扱うことで品揃えを拡充しつつ、華北、内陸部への分公司開設を進め、広範囲な営業・流通網の整備に取り組む。