拠点・施設東京建物(東京都中央区)は27日、タイに現地法人、東京建物タイランドを設立し、同社を通じてタイで新たに物流施設開発事業に参画することを発表した。
同法人は今後、タイの大手不動産デベロッパーSC・アセット・コーポレーションの子会社であるSCXコーポレーションと共同で「メトロキャットプロジェクト(仮)」、「レムチャバンプロジェクト(仮)」の2つの物流施設開発事業を進める。なお同事業は。東京建物としては海外における初の物流施設開発事業となる。
(仮称)メトロキャットプロジェクトは、スワンナプーム国際空港に近接し、バンコクCBDに近い主要な物流拠点であるバンナートラッド通りに位置。バンコク中心部へ繋がるバンナー高速道路へのアクセスが良好なことから、ECや生活消費財などの保管倉庫や配送センターとしてのニーズが旺盛なエリアとなっている。倉庫全5棟、計15区画の計画で、マルチ型物流施設やテナント企業の需要に合わせたBTS倉庫等を予定しているという。所在地はタイ王国サムットプラカーン県(バンコク中心部より約30キロメートル)、敷地面積は約14萬7073平方メートル、延床面積は5棟合計で約7万8252平方メートル。
(仮称)レムチャバンプロジェクトは、タイ最大の国際貿易港であるレムチャバン港至近にあり、タイ政府が推し進めている経済特区・東部経済回廊(EEC:Eastern Economic Corridor)内に位置。EEC内では、政府のEV産業振興政策により、自動車関連工場が新たに進出している工業団地が増加、タイ国外への輸出を目的とした保税倉庫や関連部品の保管などのニーズを背景に、物流施設の需要が拡大しているという。倉庫全3棟、計10区画を計画している。所在地はタイ王国チョンブリ県(レムチャバン港より10キロメートル)、敷地面積は約8万1329平方メートル、延床面積は3棟合で計約4万6602平方メートル。
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