ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ケープサイズバルク貨物船の中古価格が高騰

2024年7月1日 (月)

調査・データ海運市場調査のドリューリー(イギリス)は6月25日、ケープサイズ貨物船の中古市場における資産価格が高騰していると発表した。2023年末から中古船の取り引きが急増し、5年物のCapesize船の価格は2024年5月に6200万ドルに達し、前年同月比で23%の上昇を見せた。

同調査は、この高騰の背景には、需要の増加と供給の制約があることを指摘。特に、鉄鉱石や石炭の輸送需要が増加し、船舶の需要が高まっている。さらに、新造船の建造コストの上昇も中古船の価格を押し上げている。しかし、投資家にとっては、リターンが見合わない状況が続いており、新たな投資を控える傾向が見られる。

市場の主要プレーヤーは、現在の高値にもかかわらず、持続的な成長を見込んで、船舶の確保に注力している。また、船主は高いチャーター料金を享受しているが、将来的な市場の調整を懸念している。

分析によれば、今後数年間で中古船の価格は調整される可能性があるが、短期的には高値が続く見込みである。投資家にとっては、慎重な市場分析と戦略的な投資が求められるとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com