ユニ・チャーム子会社など５社に物流環境特別賞

認証・表彰ユニ・チャームは1日、同社の生産子会社など5社が、日本物流団体連合会主催の第25回物流環境大賞で「特別賞」を受賞したと発表した。

▲表彰式の様子（出所：ユニ・チャーム）

受賞したのはユニ・チャームプロダクツ（愛媛県四国中央市）とクラベ（静岡県浜松市）、鴻池運輸、ロジスティード（東京都中央区）、ロジスティードエクスプレス（同）の5社で、荷物を下ろしたトラックに別の荷物を積み込んで帰るラウンド輸送に取り組み、CO2の削減とトラックドライバーの労働時間短縮を図った。

具体的には、静岡県の清水港から原材料などを輸入する電気機械器具メーカー、クラベの都田北工場（静岡県浜松市）と、同港から製品を輸出するユニ・チャームプロダクツの掛川センター（静岡県掛川市）で船便のコンテナを共有。船便のスケジュールに合わせて関係者間で綿密に配送時間などを調整する体制を構築したうえで、港から都田北工場まで輸入品を搬送したコンテナをユニ・チャームプロダクツの掛川センターに回し、輸出品を積み込んで港へ搬入している。取り組みにあたっては、従来の輸入・輸出作業の体制を維持しながら進めた。

この取り組みによって、両工場が別々に輸送を行っていたときに比べ、年間のCO2削減量が最大で41.04トン（35％減）となり、ドライバーの運転時間も年間最大1140時間（38％減）短縮した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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