サッポロが新物流拠点新設で出荷作業を集約化

拠点・施設サッポロホールディングスのグループ企業、サッポログループ物流（東京都渋谷区）は12日、サッポロビール千葉工場（千葉県船橋市）の隣接地に「京葉湾岸物流センター」を新設すると発表した。ワインや洋酒、ビールの出荷作業を同センターに集約し、作業の効率化を図る。

▲京葉湾岸物流センター（出所：サッポロホールディングス）

京葉湾岸物流センターは、延床面積3万9600平方メートル。8月19日から稼働する。これまで、ワイン、洋酒などは京葉物流センター（千葉県習志野市）に保管し、同センターから出荷されていたが、すべての業務を新しい京葉湾岸物流センターに移管。ほかにも、外部の倉庫に保管していた製品や資材も集約する。

また、ワインや洋酒などの出荷作業も、これまでは京葉湾岸物流センターから行っていたが、今後は出荷作業もビールと合わせて新センターで集約化。ビ－ルは隣接する工場との間に連結動線を確保して運搬する。今後は倉庫内の自動化、機械化にも取り組み、作業員の負担を軽減していく。

同社は、こうした出荷作業の集約化で、トラックドライバーの運行時間や倉庫作業員による出荷業務を年間2万時間削減するほか、年間のCO２排出量も116トンの削減を見込んでいる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com