財務・人事月面輸送サービスの実現を目指すispace(アイスペース、東京都中央区)は12日、三井住友銀行やみずほ銀行など7行とシンジケートローン契約を結び、総額100億円の資金を調達すると発表した。
同社は、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業で、日本とルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動している。月へ高頻度、低コストで輸送できる小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発し、2022年12月にはアメリカ・スペースXのファルコン9でランダーの打ち上げを行った。今年冬に2回目の打ち上げを行い、2026年にはNASAが行う「アルテミス計画」にも参加する予定になっている。
今回の借り入れは、ランダーの開発や運用などの資金に充てられるほか、手元資金を増やし、財務基盤を安定させることも目的にしている。
借り入れは7月31日で、借入期間は3年3か月。無担保無保証で期日一括返済となっている。
今回の新規資金調達により、同社の累計調達額は656億4000万円となる。
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