調査・データ財務省が18日発表した、2024年上半期(1-6月)の貿易統計(速報)によると、輸出総額は前年同期比8.8%増の51兆5169億円、輸入総額は同0.8%増の54兆7514億円といずれも増加した。輸出総額は7期連続、輸入総額は2期ぶりの増加で、差引収支は3兆2345億円の輸入超過と、6期連続の赤字となった。
輸出は寄与度の高い「自動車」(13.9%増)をはじめ、「半導体等製造装置」(24.2%増)、「半導体等電子部品」(12.6%増)が伸長。輸入は「電算機類(含周辺機器)」(26.6%増)、「航空機類」(2.1倍増)、「原動機」(26.3%増)が好調も、「石炭」(32.4%減)などが減少した。
地域別では、対アメリカ輸出は13.9%増の10兆3980億円、輸入が15.1%増の6兆4949億円。輸出では「自動車」、輸入では「航空機類」や「電算機類(含周辺機器)」が特に伸びた。対EU輸出は0.2%増の4兆9363億円、輸入が2.7%増の5兆6235億円。輸出は「自動車」関連が好調も、「半導体等製造装置」などが減少した。
対アジア輸出は8.7%増の27兆1528億円、輸入が1.5%増の25兆7417億円。「半導体」関連と「自動車」輸出が好調だった。対中国に限ると、輸出は12.3%増の9兆1413億円、輸入が1.9%増の12兆144億円。輸出で「半導体等製造装置」が83.5%の伸びを記録したほか、「自動車」が輸出入とも大きく伸びた。
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