サービス・商品豊田自動織機(愛知県刈谷市)と富士通(川崎市中原区)は23日、国内で初めて、フォークリフトやオペレーターの動きをAI(人工知能)がクラウド上で解析、安全運転を評価するサービス「運転動画AI解析」を開発したと発表した。

▲『運転動画AI解析』の利用イメージ(出所:豊田自動織機)
同サービスは、豊田織機の物流ノウハウと、富士通の「Fujitsu Data Intelligence PaaS」のAIサービス「Fujitsu Kozuchi」を組み合わせたもの。豊田織機のサブスクリプション型サービス群「FORKLORE」(フォークロア)で利用可能としている。
近年、安全教育の一環として、フォーク用ドライブレコーダーをオペレーターの安全運転評価に活用する企業が増えている一方、記録映像の確認にかかる膨大な時間や評価のばらつきが課題になっていたという。
同サービスでは、Fujitsu Kozuchiによって安全運転評価業務を効率化し、また、評価のばらつきを平準化することで、安全教育をサポート。フォークの旋回・走行や、フォークの動き、オペレーターの安全確認動作などを学習したAIがドライブレコーダー映像をクラウド上で解析。オペレーターの不安全な操作のうち、「走行荷役同時操作」「後進時指差し確認不良」「前後進切替時一時停止不良」「急旋回」を自動検出する。
検出した不安全な操作のみを抽出して閲覧することが可能で、また各オペレーターの安全運転は成績表として表示されることから、映像確認時間の削減やオペレーターの安全意識向上が期待できるという。
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