話題ジグザグ(東京都渋谷区)は25日、同社が運営する越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ(ワールド・ショッピング・ビズ)」を通じて得た2024年上半期の海外ユーザーデータを公開したと発表した。
2024年1月から6月にかけてのデータによると、最も多く商品を出荷した国はアメリカで24.2%、続いて香港が17.8%、台湾が15.2%だった。また、アメリカからの注文のピークタイムは日本時間の11時から12時で、週末の金曜から土曜日にかけてオンラインショッピングが活発に行われる傾向が見られた。
2024年6月には日本政府観光局が過去最高の訪日外国人数を記録し、訪日経験者の越境EC利用率が高いことが明らかになった。ジグザグはこのデータを基に、国内EC事業者が海外販売を効果的に行うための支援を強化する。また、訪日経験者の購買行動が旅行前後でも続くことから、ウェブインバウンドという新たな経済圏の可能性が示唆されている。
ジグザグの調査によると、2024年上半期に最も売れた商品カテゴリは「Tシャツ」、次いで「ズボン・パンツ」、そして「CD・DVD」だった。特にアニメや漫画とのコラボ商品が人気で、「キーホルダー」「アクリルスタンド」「ぬいぐるみ」「ステッカー」などがランクインしている。日本のアニメ関連商材は、SNSでのプロモーションや「推し活」を通じて海外での人気が高まり続けている。
また同社は「越境EC・ウェブインバウンド白書」を作成し、訪日経験者と未経験者の消費動向の違いや成功企業の事例を分析している。本書は、海外展開を考える企業にとって有益な情報を提供し、越境ECの成功の鍵を解き明かす内容となっている。
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