拠点・施設東京建物は19日、埼玉県で5か所目となる物流施設T-LOGI白岡(仮称)(埼玉県白岡市)の建設に着手したと発表した。2026年春の完成を見込んでいる。

▲ T-LOGI白岡の外観イメージ(出所:東京建物)
同施設は4階建て(予定)のマルチテナント型物流施設。倉庫床の最小分割面積を8200平方メートル程度とし、幅広いニーズに対応できるようにした。
1階と2階に片面バースがあり、1階は24台、2階が26台に対応。また、10トン車3台、40フィートコンテナ車1台が待機できる。駐車場は普通車71台、軽自動車11台の計82台分となっている。
環境面では、屋上に設置した太陽光パネルで電力を発電し、商用電力とあわせて施設内で自家消費する。消費しきれない余剰電力は一般送配電事業者の送配電網で、同社の施設に送り、再生可能エネルギーを余すことなく活用する。こうした自家発電・自家消費の仕組みは、環境に配慮した施設に与えられる「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクのZEB認証と、「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」Sランクを取得する予定となっている。
アクセスは、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・白岡菖蒲インターチェンジ(IC)から3キロ、東北自動車道(東北道)・久喜ICから5.1キロで、関東全域への配送のほか、東北方面への広域配送にも適している。
「(仮称)T-LOGI白岡」概要
所在地:埼玉県白岡市下大崎字下端760-1ほか
敷地面積:1万8049平方メートル
延床面積:4万4066平方メートル
構造:4階建て(予定)、鉄骨造
完成:2026年春(予定)
交通:圏央道・白岡菖蒲ICから3キロ、東北道・久喜ICから5.1キロ