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大阪港、ヒアリ600個体を確認

2024年8月23日 (金)

行政・団体環境省は23日、大阪港のコンテナヤード内でヒアリが確認されたと発表した。8月20日に全国港湾調査の一環として実施された現地調査で、調査事業者がコンテナヤードの舗装の継ぎ目から出入りするおよそ600個体のアリを確認した。専門家による検証の結果、23日にこれらのアリがヒアリと同定された。

ヒアリは特定外来生物として指定されており、その定着は生態系や国民生活に深刻な影響を及ぼす恐れがあるため、迅速な対応が求められている。確認されたヒアリは働きアリで、今回の発見を受けて環境省は大阪府や大阪市と協力し、発見地点およびその周辺での目視調査やトラップを用いた防除作業を開始した。今後も引き続き、環境省は確認地点のモニタリングを行い、ヒアリの定着を防ぐための対策を進める方針だ。

今回の事例を受けて、近畿地方環境事務所は関係機関に注意を喚起。特に、コンテナや積荷内でヒアリ類を発見した場合は、密閉などによる逸出防止と速やかな環境省への報告が求められている。また、ヒアリ類が確認された際には、外来生物法に基づき、コンテナや積荷の移動制限や消毒、場合によっては廃棄の命令が出されることもある。

ヒアリが発見された場所は港湾のコンテナヤード内で、一般の人々が立ち入ることはない区域であるが、港湾業務に従事する関係者にとっては、引き続き厳重な管理と対策が求められる状況である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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