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豊田通商、廃油でバイオディーゼル

2024年8月26日 (月)

▲バイオディーゼル燃料(BDF)専用タンク(出所:豊田通商)

環境・CSR豊田通商は22日、日本航空(JAL)、セコマ(札幌市中央区)、千歳空港モーターサービス(CAMS)と共に、CO2排出量削減への取り組みの一環として、新千歳空港に配備されている空港内作業車両であるトーイングトラクターと、フォークリフトに通年でバイオディーゼル燃料(BDF)を使用する運用を7月15日から開始したと発表した。

対象車両は、トーイングトラクター9台、フォークリフト1台、航空機牽引車1台。同取り組みは、セイコーマートの店内調理「HOT CHEF(ホット・シェフ)」で発生する廃食油を、セコマグループの白老油脂でBDFに精製し、精製したBDFを豊田通商が配送・供給し、CAMSがJALの作業車両に給油を行う。

BDFの通年運用では、厳寒期にBDFが燃料タンクの中で凍結し品質に影響するおそれがあるため、BDFと軽油の混合燃料の使用や燃料タンクに温風装置を設置することで、凍結を未然に防ぎ、通年での運用を実現させた。今回、新たにBDF専用タンクを空港内に設置したことで、BDF使用対象車両を2023年の3台から11台に拡大し、年間およそ54トンのCO2排出量を削減する。

JALでは那覇空港で電動トーイングトラクターを導入するなど、グランドハンドリング機材の脱炭素化を進めている。

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