産業・一般ESR(東京都港区)は29日、大阪市の中央エリアに位置する「コスモスクエア・データセンター・キャンパス」の第一期建設が完了したと発表した。このデータセンターキャンパスは、総額20億アメリカ・ドルを投じて開発され、最終的には130メガワットの容量を持つ世界最大級のデータセンターとなる予定である。今回完成した第一期は、すでに稼働を開始し、最新のテクノロジーを導入した施設として注目されている。
コスモスクエア・データセンター・キャンパスは、ESRが手がける最大規模のプロジェクトの一つであり、日本国内外のデータ需要の増加に対応するために設計された。ESRのジェフリー・シェン共同CEOは、このプロジェクトについて「日本市場における我々の長期的な投資戦略の一環であり、今後もさらに多くのデータセンター開発を進めていく」と述べ、ESRの成長戦略を強調している。
このキャンパスは、総面積およそ10万平方メートルに及ぶ広大な敷地に設けられ、複数の建物で構成される。各建物は、最先端の冷却技術や電力供給システムを備えており、高いエネルギー効率と信頼性を実現している。また、再生可能エネルギーの活用や省エネ設計を取り入れ、持続可能な運用を目指している点も特徴的だ。
今回の第一期の完成により、ESRはすでに複数の大手テクノロジー企業や金融機関と契約を締結しており、データセンターの需要が急増する中、さらなる顧客獲得を見込んでいる。これにより、大阪市を中心としたデジタルインフラの強化が進み、日本国内のデータセンター市場におけるESRの地位が一層高まることが期待される。
ESRは、今後も日本国内外でデータセンターの開発を推進し、アジア太平洋地域全体のデジタルインフラストラクチャーの発展に貢献していく方針だ。これにより、ESRは持続可能で高性能なデータセンター運営を通じて、地域社会とビジネスコミュニティにさらなる価値を提供することを目指している。
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