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中国・プロログ、日建リースと立体自動倉庫で協業

2024年9月12日 (木)

▲(左から)日建リースの菅野毅氏、プロログジャパンの間野隆社長

イベント10日から13日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催されている「国際物流総合展2024」には、国内企業のみならず外資の企業も多数参加している。本拠地を中国に構えるプロログの日本法人、プロログジャパン(中央区)もその一つだ。パレットやロールボックスなどの搬送機器、ラックなどのレンタル・リースを行う日建リース工業(千代田区)との協業について、プロログジャパンの間野隆社長に聞いた。

ブース内にはプロログが開発した立体自動倉庫が大々的に展示されていた。間野社長は「4方向(上下左右)に動けるシャトルは国内でもあまり出回っていない。プロログは4方向のシャトルで世界シェア2位」と話す。さらに「ITベースで立ち上げられた会社なので、WMS(倉庫管理システム)、WCS(倉庫制御システム)、WES(倉庫運用管理システム)と、すべてのソフトを網羅している」(間野氏)とするところから、プロログのポテンシャルの高さがうかがえた。

▲プロログの立体自動倉庫

今回の協業のポイントについて聞くと、間野氏は「導入コストを下げられる点、日建リースの人材とネットワークを活用できる点」を挙げた。日建リースは建築の足場材のレンタル・リースを扱ってきたため、全国に職人を抱えている。自動倉庫の組み立てはその職人がしてくれるので、工事を別注するよりも導入コストを下げられるという。さらに「中国メーカーはどうしても“売りっぱなし”なイメージがあるが、弊社はメーカーと保守・メンテナンスの契約もしている。とある医薬品メーカーとは異常検知から6時間以内に駆けつける契約を交わした。こういった迅速な対応ができるのも日建リースが持つ全国的なネットワークのおかげ」(間野氏)と話す。

さらに「ITに関する保守・メンテナンスに関しては遠隔で操作できる。例えば今契約しているメーカーの倉庫は神戸にあるが、異常が見つかったときには東京からAGV(無人搬送車)やRGV(有軌道無人搬送車)を自動で操作できる」(間野氏)とITに特化した企業ならではの強みをアピールした。

日建リース工業物流事業本部部長の菅野毅氏は、今後の協業について「我々は元々(ラックなどを)レンタルをしていたので、今後はこのシステムをパッケージ化してレンタルしたい」と語った。

24年ならではの出会い、つながりの場が物流展だ

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LOGISTICS TODAY編集部
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