調査・データ物流倉庫マッチングサイト「一括.jp」を運営するeclore(エクロール、東京都新宿区)は25日、50代の男女100人を対象に再配達に関するアンケートを実施し、利用頻度や負担感、改善要望の分析を公表した。
調査によると、過去3か月で「再配達を依頼しなかった」と答えた人は62%に達した。置き配や宅配ボックスの普及、在宅時間の長さが影響しているとみられる。一方で、「1回」が21%、「2-3回」が13%と少数ながら再配達を利用する層も存在し、そのうち半数以上が「手間に感じる」と回答。「やや手間に感じる」(39%)と「非常に手間に感じる」(15%)を合わせると過半数となり、依頼方法や時間的制約への不満がうかがえる。
改善要望では「配達時間帯の選択肢を増やしてほしい」が36%で最多。次いで「配達予定時刻の事前通知精度向上」(22%)、「置き配や宅配ボックスの利用をより簡単に」(21%)が続いた。「コンビニや宅配ロッカーの拡充」や「依頼方法の簡素化」も一定数あり、利便性と柔軟性を高めるニーズが強いことが示された。
今回の調査からは、再配達をほとんど利用しない層が増えている一方で、必要時の「煩雑さ」が依然として課題であることが浮き彫りとなった。とくに「再配達そのものを不要にする仕組み」への関心が高く、業界には効率化に加え、受け取り方の抜本的な見直しが求められている。
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