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ゼロ、免許取得支援と若年層採用制度で人材確保へ

2025年8月25日 (月)

ロジスティクス車両輸送大手のゼロは22日、「ドライバー若年層採用制度」の活用事例として、異業種から転職したドライバーのインタビューを公開した。 普通自動車免許さえあれば応募可能で、入社後に大型免許の取得費用を会社が全額サポートする独自の制度だ。 若手人材の確保と育成を進める同社の取り組みを紹介する。

同社の「ドライバー若年層採用制度」は、プロのキャリアカードライバーを目指す若手を後押しする独自の仕組みだ。 応募時点では大型免許は不要で、普通免許(AT限定可)があれば挑戦できる。 入社後は、まず普通免許で運転可能な車両の輸送業務から担当し、実務経験を積みながら大型免許の取得を目指す。 取得にかかる費用は会社が全額をサポートするため、経済的な負担なくプロドライバーへの道が開ける。

今回紹介されたのは、同制度を利用して3年前に入社した埼玉カスタマーサービスセンター所属の伊藤ドライバーだ。 前職は線香の販売と、物流とは全く異なる業種からの転職だった。 幼い頃からの「車が好き」という純粋な想いと、大切な人の「キャリアカーが好き」という一言が、この世界へ飛び込むきっかけとなった。 現在は一台積みのローダーで車両輸送業務を担う。伊藤ドライバーは「普段は乗れない新車や旧車を運転できることが、この仕事のやりがい。お客様と車の話で盛り上がったり、さまざまな土地を走れることも面白さだ」と語る。

▲今後の目標を語る伊藤ドライバー(出所:ゼロ)

伊藤ドライバーは今後の目標について「いつかは6台積みのトレーラーを操るドライバーになりたい」と意欲を見せる。 同社は、風通しの良い職場環境づくりにも注力しており、年齢や経歴に関わらず意見交換ができるという。 仲間との良好な関係が、日々の業務を支える大きな力になっている。 ゼロは、こうした制度と環境を通じて、次世代の輸送を担う人材の育成に努めていく方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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