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商船三井、豪4都市で物流不動産事業に参画

2024年9月12日 (木)

ロジスティクス商船三井は12日、阪急阪神不動産(大阪市北区)のオーストラリア現地法人が運営するファンドへの出資を通じ、オーストラリアの4都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース)で物流不動産事業に参画すると発表した。

(出所:商船三井)

同社にとって初となるオーストラリアでの物流不動産事業で、4都市で計11物件(43棟)の持ち分を取得し、ESR(香港)のオーストラリア現地法人などと共同で賃貸・開発事業を行う。EC(電子商取引)需要の高まりを背景に、安定的な収益獲得を目指すと同時に、今後の事業拡大をにらんでいる。物件はブリズベンに3物件、シドニーに4物件、メルボルンに3物件、パースに1物件。総敷地面積は169万平方メートル、総賃貸面積は86万平方メートル。

▲物件の所在エリア(クリックで拡大)

11物件は、いずれも同国の各都市での物流の主要拠点にあることに加え、床荷重や天井高などの仕様に優れ、空調や冷凍・冷蔵の自動化設備なども充実していることから、物流拠点として高い賃貸需要が期待されている。

 

商船三井はこの投資を通じ、海運市況の変動リスクに対応する安定収益型事業の拡大を進め、事業ポートフォリオを多様化する方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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